昨日テレビで大統領就任式を見て感動しました。
オバマ大統領はアメリカ国民ばかりでなく、世界中の人々の期待を担い、
命を懸けて仕事に打ち込んでくれることでしょう。
つくづくあの長い選挙運動期間は必要だったのだと納得しました。
オバマさん自身世界に影響を及ぼす米国大統領としての器があの間に、練り上げられていったに違いありません。
(AP Photo/Jae C. Hong)
彼の就任演説の一説に、
We remain a young nation, but in the words of Scripture, the time has come to set aside childish things. The time has come to reaffirm our enduring spirit; to choose our better history; to carry
forward that precious gift, that noble idea, passed on from generation to generation: the God-given promise that all are equal, all are free, and all deserve a chance to pursue their full measure
of happiness.
我々はいまだ若い国家だ。だが、聖書の言葉を借りれば「幼子らしいこと」をやめる時が来た。我々が、不朽の精神を再確認する時がきた。より良い歴史を選ぶことを再確認し、世代から世代へと受け継がれた高貴な理想と貴重な贈り物を引き継ぐ時が来た。それはすべての人々は平等、自由で最大限の幸福を追求する価値があるという、神の約束である。
REUTERS/Jason Reed (UNITED STATES)
この聖書の箇所はコリント人への第一の手紙13章11節でしょうか、
『わたしたちが幼子であった時には、幼子らしく語り、幼子らしく感じ、また幼子らしく考えていた。
しかし、大人となった今は幼子らしいことを捨ててしまった』
確かに、これまでの米国政府の姿勢は戦争についても、環境問題に関してもどこか子供っぽく、
大人として胸を張って、高貴な理想と貴重な贈り物を次世代に引き継ぐようなものであったとは思えません。
しかし、これは決して米国政府に対してのみ言えたことではなく、
日本政府のやっていることを見て、もっと子供っぽいと感じるのは私ばかりではないでしょう。
選挙民ひとりひとりが大人にならなければ良い政府が生まれないのは当然ですが、
日本の選挙制度に全く問題はないのかと問いかけたくなります。
(ロイター/Kevin Lamarque)
肌の色も宗教も超え、人間としてお互いを尊重し大切にしあう時、
本当の意味で人類に平和が訪れ、幸福になれるのだと思います。
大統領就任演説を見ていて、若いオバマ大統領を素晴らしい指導者として立て上げられるか否かは、
アメリカ国民だけでなく、同盟国日本国民にも
大人としての責任が要求されていると感じさせられました。
経済ばかりでなく、地球温暖化による環境や生態系が危機的状況の中選ばれたオバマ大統領!
この指導者こそが地球を救ってくれるかもしれないと期待してしまうのは言い過ぎでしょうか。
オバマ大統領の上に神の祝福が豊かにありますように・・・心からお祈りします。