「小さな村の物語 イタリア」
最近面白いTV番組が少ないと思いませんか?

番組内容に明確なポリシー(基本的な方針、考え方)が存在する番組は質が高いし、見る者の心に響きます。
見終わった後もその美しい光景が、人々の笑顔が長く心のアルバムに残ります。

そんな番組の一つがBS日テレの「小さな村の物語 イタリア」です。
放送時間帯:
月曜日20:00〜20:54
(再放送:土曜日21:00~21:54)
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名もない小さな村で決して裕福ではないけれど、心豊かに生きる人たち。
どこまでも美しい自然の風景・・・

都会に憧れ親の仕事を受け継ぐことを最初は拒みながらも、
やがて親を見習い村で生きる決心をする若者の姿・・・

ご近所同士の心温まる助け合い・・・
頼りがいのあるマンマの美味しい料理!
そして古いながらも磨き抜かれたキッチン・・・

村でたった一人の大工さん、そこに見習いとしてやって来た若者の姿・・・
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50分前後の番組の中で、ふと気がつくと私自身そこに登場する人物と
人生を共有している気がしてくるから不思議です。

そして、親子の和解にじわっと涙を流したり、
独りでお店を切り盛りするおばあちゃんにエールを送っているのです。

質素な暮らしなのに豊か!
大地と向き合う生活の中に真実を見出だします。

三上 博史氏のナレーションがまたいい!
淡々とした語り口の中に優しさが溢れ、登場人物を大切に思う心が伝わって来ます。
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同じ地球上にあって、今も羊飼いをしながらチーズ作りをする親子。
いろいろな人の生き方を見て、何か忘れかけていたものを思い出します。

そう、「損得勘定なしに、自己犠牲を払ってでも、人に喜んで頂ける事は自分の喜び!

きっと、この番組を制作なさっている方たちもこのご時世、大変な犠牲を払っておられることでしょう。
だからこそ、こんな美しい番組が提供出来るのでしょうね。

この番組に関して制作者側もハッキリこう仰っています。
誤解を承知で言えば「哲学」番組です。人生をどう生きるか、それを考える番組なのです。

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人間は皆しっかりしているようでいて、実は誘惑に弱かったり、うっかり道を踏み外したりする者ですよね。

正面切って、こう生きるべき!と言われるより、小さな村で生きる人達を通して沢山のことを学ばせて貰っています。

番組の最初と最後に流れる曲が切なく心に沁み渡ります。



ORNELLA VANONIが歌う「L'APPUNTAMENT」 (邦題:逢いびき)

Ho sbagliato tante volte ormai che lo so gia' (私は今まで沢山の間違いを犯してきた)
che oggi quasi certamente  (今日また、もう一度あなたとのことで間違いを犯すのはわかっている・・・)
sto sbagliando su di te ma una volta in piu' ・・・♪

こんな詞で始まる歌ですが、誰もが心に抱いている罪や傷・・・
そんな情けない自分だけど、希望をもって生きたいと思わせる歌です。

YOUTUBE が許される限りですが、聴いてみてください。

※掲載写真はYuki Koikeda様とKeiji Mita様の作品をお借りしたものです。
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by bella8 | 2009-11-25 10:58 | ちょっといい話


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