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東御苑の花菖蒲と石垣
朝起きたら、雨が降っていないので、俄然、張り切りモードにシフト!
美味しいチーズをスライスして、手早くランチ準備完了!いざ、池袋へ!
いつも乗る8時40分の電車が幾分空いていました。
サマータイムを導入している学校や会社が多いからでしょうか?
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お教室はお昼に終わるので、午後は友人と撮影に出かけました。
今日の撮影スポットは帰り道、コブハクチョウにも逢える皇居・東御苑です。
皇居は東京湾から割り合い近いので、3・11の時はこのお濠も津波が来たような大波があったでしょう。
コブちゃんも怖かったでしょうが、こうして元気にしていてくれてホッとしました。

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しかし、大手門をくぐると震災の爪跡が痛々しいまでに目に飛び込んできます。
震災後3ヶ月になろうかというのに、まだ修理されていないのは何故でしょう・・・
マスコミにも殆ど報道されないのは何故でしょう・・・

国民に細やかな心配りをしてくださり、計画停電の時は率先して痛みを共に分かち合われ、被災地にもいち早くお見舞いに出かけられた天皇皇后両陛下のこと、ご自身のことは後回しにして欲しいとの願いがお有りになるのでは・・・とお察し致しました。


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二の丸池近くの菖蒲田は今が丁度見頃です。
毎年、この時期外国人観光客で賑わう東御苑ですが、矢張り震災の影響でしょう、あまり多くは見かけません。

※画像↓をクリックすると少し大きくなります。
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ベンチに腰掛け、この景色を見ながらランチをしていたら、隣のベンチに学生風の外国人二人が座ったので、
ちょっとお話ししたところ、ドイツから来た彼ら、原発事故や放射線のことは全然怖くないよ、とのこと、
日本の旅行を大いに楽しんでいますと、笑顔で語ってくれました。
この後、京都方面にも行く彼ら、日本での楽しい思い出をたくさん作って帰って頂きたいものです。(^-^)

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紫陽花も大分咲き出していました。

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アメリカ原産のマグノリア。日本ではタイサンボク(泰山木)の名で知られていますが、
ご存知フルーティな香りの「マグノリアの香水」はこの花から抽出されます。

花、デッカーイ!

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ここでもウツギ(空木)が綺麗に咲いていましたので、前回の↓「いろいろなウツギ」に付け加えておきます。

今日は幸いにも、ガイド付き団体観光客と出くわしまして、皇居の石垣の説明をそれとなく聞かせていただきました。

徳川家康の慶長期に造られた石垣は石の形も不揃いで、忍者でなくとも簡単に登れて侵入されるものでした。
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それが三代目、家光の寛永期のものは石も遠く伊豆の下田・松崎や神奈川県の根府川や早川や真鶴から舟で運ばせ、巨石で形も揃え,見るからに強固なものになっています。

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こちらは本丸にある石室(いしむろ)ですが、大奥納戸の隣に位置するところから、非常の際に大奥の貴重品を入れる所でした。
頑丈で簡単には壊されない造りになっています。

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寛永期の天守閣が火災で焼失した後、江戸時代の中期に積まれたものです。
しかし、この上には天守閣は出来ませんでした。
石の積み方は切石整層積みといわれ、カミソリの刃一枚も入らないと云われたインカの石積みを想像させる高度な技術です。綺麗なパッチワークのようですね。

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江戸城の歴史を垣間見たようで、いいお勉強をさせて頂きました。
梅雨の晴れ間、友人とゆっくり歩きながらの楽しい散策でした♪
by bella8 | 2011-06-07 23:30 | 皇居東御苑


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